- 「ツバメ」
- 作者:伊神央人

日常のモノの形は、見る角度、位置によって様々な見え方をする。という、ごくあたりまえな法則をゲームの核としました。主人公である機械のツバメは三次元空間を一瞬だけ二次元化する能力を持ち、街の空を飛びながらターゲットとなる“形”を探します。二次元化したときに、罫線で構成される形がターゲットと合同ならば隠された“時空ピース”が手に入り、これを集めることで失われた世界を再生していきます。又、罫線で分断することで敵キャラクターを倒す等、空間を飛ぶ快感と空間を切る快感をMIXした、スカッとするゲームに仕上げました。
「ディメンションチェンジ」の発想は面白いと思います。
「ターゲットピース」を探すコツが掴めれば良いが、分らないと永遠に彷徨う?(岡田)
工業デザイナーらしいイラスト満載の企画書で読むにも楽しかった。また、形にこだわった企画であるところも工業デザイナーらしい。しかし、ゲームとしては、面白いのか、企画書を見る限りではうまく伝わってこない。(川村)
『ピースが世界を構成する』というコンセプトは魅力的です。鳥になって飛ぶという行為は、癒し系のゲームとしても良さそうな気がします。町の中からパズルを見つけるという行為(それも一瞬2D状態にする事で分かりやすくする)というのも面白いと思います。ただ時空ピースを見つけることと世界を救うという設定がいまいちピンときません。敵の存在がなくても十分に楽しめるゲームにできるのではと思います。(鈴木)
アイディアは斬新だが、3Dで戦いながらピースを探すのはかなり難しそう。
もうちょっとシンプルにして、3Dが2D化するときにいろいろな形に見えるという点をもっと強調した方がよかったのではないか。
しかし今回の作品の中では一番可能性を感じるし、内容が盛りだくさんで遊んでみたいと思わせる。(薗部)
手書きの企画書は、懐かしさすら感じさせて目を引く。テキストとカットの配置も絶妙で、企画書として分かりやすい。ただし、ゲームの特徴のアピールが全体として弱い感じがする。しかしながら、ゲームシステムはよく練りこまれている。ツバメのキャラクターをさらに強烈にすると、ゲームのエッジがさらに際立つだろう。このゲームがデジタルでうまく表現できるかが勝負になる。(馬場)
フライトシミュレーターの操作の楽しみ。
3Dシューティングの臨場感。
これにアドベンチャー的な要素を加えたところが斬新かつおもしろい。
ゲームとしての骨格も良くできている。
技術的にも、ちょうど今のタイミングで、おもしろいものが形になりそう。(浜村)
企画作成者としては高く評価します。いまどき、手描きでここまで描ける企画者はなかなかいません。
しかし、ビデオゲームの企画書であると考えると話しは違います。
100円を投入させるミリョクが、まったくありません。ビデオゲームは、まず、100円を入れさせることで始まるゲームなのです。(広井)
ゲーム甲子園としては、まさに評価に値するようなゲーム企画書。プレゼンテーション能力が高い。絵もうまい。もしこの応募した人が高校生だったら、9点をつけたいところ。(水口)