過去の事例

ゲーム甲子園・各受賞者の作品とコメントをご紹介します。

「ゲーム甲子園2005」大賞受賞作品

「まるちん」
応募部門:企画アイディア部門
作者:伊神央人

作品内容

“まるちん”はタイヤと棒から生まれた星の精。

「転がる」と「棒を突き出す」の動作のみで様々な星域を冒険するアクションゲームです。

ステージは多彩な重力環境、材質、ギミックで構成され、物理的なリアクションを体感する新鮮なプレイ・テイストが楽しめます。


特異な世界観であるため、ヴィジュアルと、ゲームの肉付けに関してはなるべく万人に受け入れられるよう、注意をはらいました。

今回は紙に書き始める前の、あれこれと脳ミソの中でシミュレーションする時間を多く取ったことで、企画を末広がりに膨らませることができました。

評価ポイント

  • 非常に細部まで考えていて企画書としては良いと思います。本人の中ではゲームが心地よく動いているのでしょうが、操作性や様々なシチュエーションでの課題が多くあるように思えます。(岡田)
  • まず、ストーリーが良い。ゲームシステムは、文章だけでも、たいへんわかりやすく、確かに誰にでも、すぐにプレイできそうだ。キャラクターデザインも、とても上手。また、クリアするステージについても詳細まで、考えて作り込んであるところは、たいへん素晴らしい。作者の頭の中では、すでに「まるちん」が、ちゃんと動いていることが良くわかる。手書きの企画書というところから、「まるちん」の持つ暖かみを伝えている。企画としての完成度は、とても高いと感じた。(杉山)
  • アクションとパズルの要素をしっかりと取り入れて作られた企画。攻撃、ジャンプなどがプレイヤーの意志通りにできるかどうか、かなりタイミングがシビアなゲームになりそうです。単純で難しいゲームが奥深さの魅力につながれば、プレイヤーの心を捉えることができるとは思うのですが、そのあたりのバランスと世界観をうまく阜サできれば、かなり面白いゲームになると思います。(鈴木)
  • 面白くなりそうな雰囲気。ちょっとキャラが弱い気がするのでそこを工夫すれば。(薗部)
  • 重力をいかして、というコンセプトはおもしろいが、企画書を見ていくと、キャラクターの動きが、地形次第で何でも出来るような設定に見えてくる。良質のアクションゲームは、動きが新鮮で、かつ、そのアクション自体が快感に直結していること。そこには、制限のなかで創意工夫があったはず。盛り込みすぎて、初期コンセプトから離れてしまっているような感がある。(浜村)
  • これは企画書として楽しめた。ゲーム性も新しさを感じる。マイキャラについては、少しキャラクター性に弱さを感じるが、すぐに商品化できそう。(広井)
  • 企画の内容もしっかり書かれているし、デザインも詳細に至るまで描かれているし、いい企画書です。作りながらキャラクターの魅力や音楽などを詰めていけば、そこそこの商品になるのではないでしょうか。(水口)

自分の考えたアイディアを実現したい ―― 伊神央人

本作の基本システムを考案したのは16年ほど前で、当時は高校生で、早く自分の考えたアイディアを実現したいと、アクセクしていたのを覚えています。

たいへん長い間眠っていた企画が受賞でき、自分の子供が成人式を迎えたような、とてもほっとした気分を味わっております。

過去のゲーム甲子園

*過去のゲーム甲子園公式ページの応募要項や応募用紙を使っての応募は絶対におやめください。